38480歩のマーチ



「蓮田では、新しい店舗を開店するので、店長さんとふたりで開店の準備なのです。
はりきっていこう。」


と、こないだのブログで書きました。
実際にはりきっていたら「はりきっていこう」なんてことは言わないわけですがごにょごにょごにょご・・・
ははははりきっていこーう。


というわけで
おとといときのうときょうの、蓮田でのわたくしを、ちょこっと紹介。


◆おととい


蓮田は遠い。
蓮田に行くには
家から新秋津駅までてくてく歩き
武蔵野線で新秋津から武蔵浦和に行き
てくてく乗り換えて
埼京線武蔵浦和から大宮に行き
てくてく乗り換えて
宇都宮線で大宮から蓮田に行き
蓮田駅から店までてくてく歩かねばならない。
ねむいよ。じかんがないよ。
こんな通勤がこれから毎日しばらく続くのかあ!
まさかこんな通勤をするつもりで
入社したわけじゃなかったんですが。
いいんです、わたしははりきっているんです。
(と自分に言い聞かせる。)
ともあれ、はりきって(?)新店に到着。
借り立てのテナントは、ほこりまみれでひどい状態。
店長とふたりでひたすらおそうじして、じゅうたんを敷く。


◆きのう


やっぱり蓮田は遠い。
歩く量が多くて足が痛い。
お店の窓が恐ろしいほど汚れていて、意地になってピカピカにした。
店の外もガラクタだらけで、一掃。
やればきれいになるものである。
お店の看板をつけたり
POPを書いたり
チラシや優待券を用意したり
おおいそがし。


◆きょう


今日より2人、よその店からスタッフが合流。
今日は、「開店のごあいさつに参りましたー」
とか言って、お店の周辺に、挨拶回りと言う名のビラまき。
東京に住んでたころに、上野や御徒町でビラ蒔きのバイトやったのを思い出した。
今日もたくさん歩くんだろうなと思って、今日は万歩計で計ってみた。
きょうは、38480歩、歩きました。
がんばったわたし。


先輩の人にPOPが書くのが遅い&自己流ではいかんと怒られる。
そういえば私が漫画の原稿を描いているとき
ある時期のひどい自己嫌悪を経験して以降、
私は絵の線を1本引くたびに次はどうしようか、考えてしまうくせがあるんですが
どうやらPOP描きでも私は同様のことをやっているようなのだ。
ちょっとへこんでしまった。
それから、様式に沿わねばならんと。
「POPの字は縦長でカクカクした文字でかかねばならん」とか
「もっとこういうふうにかかないといかん」とか
いっぱい言われて、従ったら、ちょっと不本意なものになった。
しかし先輩の人は自分の指示通りのものが出来てご満悦で、ほめてくださった。
まあ、これはこれで勉強になったし、これもひとつのスキルだ。
当分は、郷に入れば郷に従うのが吉だと思うので、がんばります。
しかしね、がんばりますといいつつ、
なんだかひどくつかれてしまったよ。


しかし、このしごとはたのしいよ。たのしいのだよ。(と自己暗示)



若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
新聞の書評をみて気になって、帰りの電車で
「若者はなぜ3年で辞めるのか?」という本を読んだ。
最近の20〜30代の社会人は忍耐力に欠け、すぐに仕事をやめてしまうが
年功序列の崩壊で会社にしがみついてがまんしなくてもよくなった
みたいなことや、その他様々な現在の雇用の現状が書いてあった。
僕もさまざまな事情で、いままで何度か転職したし、
どの仕事でも悩まないことはなかったし
読んでて、なんだかいろんなことを考えてしまった。


そもそもなにがしあわせなのかって、ひとつじゃないしね。


ただ、たいせつなひとがいることは、しあわせだとおもう。


自分を磨きたい。


◆あした


あしたは開店だ。
もうつかれた。
はりきっていこーう!(自己暗示)