神山(こうやま)と神山城と神山一乗寺と神山神社の話。



子供の頃、「近所の小さな山の上にお寺がある。山のふもとに神社がある」とだけ認識していたんだけど
実はそこには昔はお城もあって、すごい歴史のあるところだったんだなあ・・・っていうおはなし。


そのむかし、私は三重県松阪市というところにある櫛田駅の近所に住んでいました。
で、小学生の頃、遠足で「神山(こうやま)」という低い山に毎年登ったんですね。
地元の人は「こうやまさん」って言ってました。
もちろん(?)校歌にも登場していましたw


山は低くて10分か20分くらい歩けば山頂に行けました。
標高131mとのこと。ほう…。
山頂には古くて庭の立派なお寺があってみんなで記念撮影したりお弁当を食べたりしたものです。
父とカブトムシを探したこともありました。


そんなことを思い出して
この神山(こうやま)について、さっきネットで調べてみました。


古墳時代以前、この山の山頂に第11代垂仁天皇の第4皇女・倭姫命が建てたお宮があったそうです。このお宮は1337年に、ふもとの神山神社(こうやまじんじゃ)に移されたそうです。
このふもとの神社は遠足の小学生たちの登山前の休憩所でしたw


山頂にあるお寺(神山一乗寺:こうやまいちじょうじ)は聖徳太子が建てたそうです。
聖徳太子が伊勢神宮に参拝の際にここで自ら6尺1寸の薬師如来座像を刻み、お堂を建てたのが始まりとか。
えーっ、まじかw 知らなかったw 聖徳太子は推古天皇の摂政ですから辻褄は合いますね。


で、そのお寺の奥には神山城(こうやまじょう)が。
延元2年(1337)築城。
ここは南北朝時代の南朝の拠点で、何度も攻められているそうです。
現在の城跡には建物はなく、草木が茂っているとか。


とまあそんなわけで、近所にあったアレが聖徳太子の建てた寺とか倭姫命の建てた神社とか、全然知らなかったのでびっくりしたんです。おもしろいです。


なんで急にこんな記事を書いたのかって、ホームシックかもw もう実家ごと埼玉の所沢に引っ越しちゃってるけど。