ゼーガペインが気になる

ゼーガペインという変なロボットアニメを毎週見ています。
こういう話は本来は嫌いなんだけど、なんだか妙な面白さがあって、
気になってやめられません。


人類が滅亡したあとの話です。
ふつうだと「さいごの生き残り」とかがいるんだけど
この話の場合、完全に人類が滅亡してる。
主人公もふくめ。
ひとりのこらず。


舞浜市だけがまるごとデータとして残ってるけど、所詮データでしかなくて、
要するにそのデータたちの、物語。


こういう話なので、ものすごい絶望感の中で話が進んでいく。


もう救う人類もない。
見た後やたら落ち込む。


それでも、主人公はやたらポジティブで、前向きで。
それが妙な共感を誘う。


いちいちひっかかる。考えさせられる。
次が気になって仕方がない。


今日の話(第6話:幻体)は今までで一番よい出来だった。
見ていてびっくりした。
こんなひどいはなしがあるだろうか。
すげー悲しかった。
EDテーマが流れるころには、あまりに悲しくて泣きたくなった。


これ、番組が始まったころは「暗くて駄目なアニメかもしれない」と思ってたけど、
タネ明かしが進んで「どういう話なのか」がわかってくると
ぞっとして引き込まれてしまった。もう好評価するしかないです。


全体的にはこの作品には、人類が滅亡してても、みんな死んでても、
それでも前向きに生きようというメッセージが込められている。


究極的にはこれは、ものすごく勇気が出るお話なのだ。


ぼくもがんばろう。