ぜろぜくしむも「Be TARO」!

岡本太郎「明日の神話」修復960日間の記録
さて。


コミティアの帰りにゆりかもめ新橋駅で降りたら、
駅のすぐ下で、岡本太郎の巨大壁画明日の神話を無料展示してたので、見てきました。
(8月いっぱいで無料展示終了)


1993年に高校の図書館でこの人の画集を見て、
天地がひっくり返るような衝撃を受けて以来、
自分の価値観の方向性に大きな影響を与えてきた岡本太郎。


僕はこのひとの彫刻以上に、
このひとの絵が好きな人なので、もう大喜びですよ。


明日の神話 岡本太郎の魂〈メッセージ〉
実際ナマで見たら、やっぱり圧倒されました。
同じ絵でも、自分の持ってる画集とでは迫力が違う。

エネルギーを直接、見る者の情念に叩きつけるような絵。
やっぱり、いい。


しかし最近、岡本太郎氏の秘書・養女の岡本敏子氏(故人)が
まるで岡本太郎氏と同列、同格のように扱われてるのがちょっと気になる。
彼女の功績は本当に多大で、それは認めるけど、
2人の同サイズの巨大写真パネルが
並んで「明日の神話」を見下ろしているのを見てしまうと
それはちょっと違うんじゃないかなあ、と
複雑な違和感や驚きを感じてしまう。


いってみたら
カレーライスと福神漬けが同じ量出てくるようなもの。


いえ、岡本敏子さんの著作も大好きですし、
この絵の復活に賭けた彼女の気持ちを思えば・・・というのも
わからないでもないんですけどね。