今日のモニュメント(36)「西条八十・歌碑」ちゃん(新宿)

西条八十・歌碑



新宿・スタジオアルタ前。
人手でごったがえす新宿東口に、新宿区出身の西条八十(さいじょうやそ・1892〜1970)さんの歌碑がありました。


詩人、歌人、作詞家で、「青い山脈」とか「東京音頭」とかも作詞されてる方なんですね。




むさし野なりしこの里の
昔のすがた偲ばせて
小畦の花のむれと咲く
ビルのネオンの赤き花
           西条八十




と、モニュメントの隣のプレートには八十さんのうたが添えられています。


あと西条八十さんは「東京行進曲」でも新宿を歌っていますね。




シネマ見ましょか
お茶のみましょか
いっそ小田急で逃げましょか。
変わる新宿
あの武蔵野の
月もデパートの上に出る




なんつて。


映画か茶か小田急か、
三択ですね。


どれにしようかなあ。
まようなあ
まようわあ
えへへ


このなかに「とらのあな行きましょか」と「いいともに呼ばれましょか」をいれて五択にしよう。却下。


それにしても
「いっそ小田急で逃げましょか」って、なんか味わいがあって、いい言葉ですね。


ぼくも、もしそういうシチュエーションがあったら
ぜひ言ってみたいですね。


「いっそ小田急で逃げましょか」


ただ問題は、
人生、なかなかそういうシチュエーションにはならないということなのだ。


シネマやお茶ならいいけどね。


そもそも、このシチュエーションになるには五つのものが必要なのだ。


1:一緒に逃げる相手
2:逃げ先
3:追っ手
4:追われる理由
5:逃げるメリット


ないなあ、ないなあ、
あらないなあ(←笑い飯ふうに)


だから
「海賊王に俺はなる!」
みたいな勢いで
「いっそ小田急で逃げましょかって言うひとに俺はなる!」
と高らかに宣言する状況にはならず。残念残念。