ぜろぜくしむはどこにいるのか?



また同じような文を書いてしまう。
「風帝伝説FIGHTER」9巻は今回も出すことができない。
ぜろぜくしむという立場で発言をするのも、ぜろぜくしむを知っている人に会うのも、ますますつらくなる。


12月5日伊勢シティプラザ。
最後の開催になるかもしれないコミックビレッジが近づいている。
本編が出ないコミックビレッジはこれで3回目になる。
ぜろぜくしむは何をしているんだろう。


今までの発言を顧みると、読者さまの方々にはとてもが顔向けできない。
逃げたい。
でもそんな「ぜろぜくしむ」なら死んだほうがいいと思う。
どうすれば抜け出せる?
結論はとっくに出ている。
でも、結論が出ただけで止まっている。
何年も止まっている。


去年の春に東京から三重に帰ってきて、液晶を作ったり派遣会社で面接官や人材集めの仕事をしたりした。
今は伊勢にある痴呆専用デイサービスで、ぼけたおばあちゃんたちのお世話をしている。
仕事はうまくいかなくて苦しいが、総合的にみると楽しい。喜びも感じる。
なんとか続けてもいいと思う。
でも時々、
こんなことをするつもりで生きてきたんじゃない!
って、根本的に染みついているのに気付いて落ちこむ。
だけどその思いに対しては動けない。止まっている。


サッカーを見たり、オリジナルガンダムのMSやキャラを描いたり、ハイロウズを聞いたり、
最近も自分が自分であることを噛み締めることは多々ある。
だけど、やっぱり、駄目だ。


結論なんてとっくに出てる。
「描く」。
そんだけ。
もうずっと前に決めたし、一生そうするって決めたんだ。そのはずなんだ。
だから誰に相談するでもないはずだし、こんな愚痴を言ってもはじまらないのだ。
FIGHTERを読む人はたぶん、ずいぶん減ってしまったけれど。


ハイロウズ甲本ヒロトが言っていた。
「夢はぜったい叶うけど、恋はときどき叶わない。」


まあ僕はいま恋が夢なわけだが、このバヤイ恋と夢を分けるならば、
僕の今の夢は、まずは9巻。
9巻のあと投稿しようと思って準備も少ししたけど、
まず大切なことを思い出したい。


僕はぜろぜくしむ。
描けと。