2005-06-05 おじいちゃん、ごはんはさっき食べたでしょ。 有吉佐和子の小説「恍惚の人」(新潮文庫)を読みました。 介護保険制度の片鱗もない昭和40年代、おじいちゃんがぼけちゃって、家族一同が大変な思いをするというおはなし。 当時ベストセラーになったというだけあって、抜群に面白い。 通勤に少しずつ読もうと思ったのに、あんまり面白いので一気に読んでしまった。 リアリティが身につまされるようで、破壊力抜群。 ぼくは認知症の方々に関わる仕事をしているのですが、改めて家族の視点から見た認知症に対する混乱や、様々な思いを感じて、考え込んでしまいましたよ。 おすすめ。