哀愁のファミコンサウンド
YMCKの「ファミリーミュージック」を聴いてます。
鈴鹿のタワーレコードの視聴コーナーで気に入って買ったCDです。
ファミコンで使われるような8bitのぴこぴこサウンドを使って、キュートな女性ヴォーカルで聴かせてくれます。
歌詞の世界も、はかなくてファンタジック。
そういえば以前、スーパーマリオの音源を使ったトンガリキッズの「B-DASH」というのもあって、少し面白かったけど、センスにどこか野暮なものを感じて、個人的には好きになれなかった。
でもこちらは音楽性も深く追求していて、オリジナリティーにも溢れていて、聴いていて心地よいです。
それにしても、8bitサウンドにノスタルジーを感じるのはなぜだろう。
ギターの音と同じくらい、ファミコンのピコピコした音を「好きだ」と感じてしまうのはなぜだろう。
世代がそうさせるのかな。
かつてドラクエやMOTHERの音楽を美しいと感じた気持ち。
ファミコンの音楽には、とうに「必然としての音楽」ではなくなり、こういう趣味の世界でしか需要を満たせない「失われた音楽」となった。
それでもこの、ぴこぴこしたジャンルには、まだまだ無限の可能性が埋もれていると思う。
YMCKウェブサイト(視聴可)
http://www.ymck.net/j/index.html