納涼・きもだめし映画鑑賞会

エミリー・ローズ (竹書房文庫)


新聞の懸賞で当たった、映画エミリー・ローズのDVDを(やっと)見ました。
納涼きもだめし映画鑑賞会であります。


6人の悪魔に取り憑かれてしまった少女エミリー。
神父さんが悪魔祓いの儀式をしましたが、
儀式の際に悪魔が暴れ、
儀式は失敗し、エミリーは死んでしまいました。
そんで、神父さんが訴えられた裁判の、女性弁護士を主人公に据えた映画。


って書くととんでもないんですけど
恐ろしいことにこれ、実話なんですって。


ふだんはこういうジャンルはまるで敬遠してるんですけど
だからこそか、面白く見ることができました。


「悪魔なんているわけない」という視聴者も多数いるわけで、
そういう視線も十分意識した作りになっているところがポイント。


そういう立場である検事さんが、「悪魔なんかいるわけない、これは精神病の症状だ」とやれば、
対する弁護士さんは、「エミリーは病気ではなく悪魔に憑かれていたのだ」と、証拠や証言を繰り出す。
この法廷バトルが、面白い。
判断を視聴者に投げかけるような終わり方も、
押し付けっぽくなくてGOOD。


悪魔に憑かれるシーンや悪魔祓いの様々なシーンも怖くて面白い。
被害者エミリー・ローズ役の役者さんの「悪魔に取り憑かれる」演技がうまい。
凄まじすぎる。
CGなしでも演技だけで、十分恐怖感を感じる。


僕は、現実に悪魔がいるとは信じがたいけど、
だからこそ楽しめた部分も多いと思う。


「悪魔がいるという文化」が人間に、
様々な影響をもたらす可能性、は確実にある。


これが日本だったら、悪魔ではなく、
狐や鬼や怨霊に憑かれたってなるのかもね。


映画の中ではめっちゃ悪魔、存在してたけど、
物語のつくりかたとしては当然正解なわけで。


しかし怖かったよー。
夜中の3時になると悪魔が「123456」って数えだす気がするよー。


悪魔のいるDVDを追いとくのも怖いよー。
というわけで、このDVDは中古屋さんに売って来ました(爆)
1600えんでした。