「天元突破グレンラガン」、富野由悠季に挑む。
「機動戦士ガンダム」の富野由悠季監督は、「映像の原則―ビギナーからプロまでのコンテ主義 (キネ旬ムック)」というアニメ演出のテキストを出しているんですけど、この本には、「こういう演出はしてはいけません」という、「穴を掘るシーンの演出」の例があるんです。
昨日の「天元突破グレンラガン」の1話は、この「いけない例」を逆手にとって、この演出をアレンジして、非常に効果的なイカス演出に仕立ててたんですよ。
昨日の1話のスタッフの人がこのテキストを読んでるかどうかはわかりませんが、こういうことをやっちゃうのが、いかにもガイナックスだなあと思って。
「新しい時代を作るのは老人ではない」とシャアに言わせたのは富野監督ですが、こういうガイナックスの挑戦的な演出を見てしまうと、ちょっと悔しかったり、「新しい時代」が見えた気がしたり、してしまいました。
昨日は、そんな素敵な日曜の朝だったのでした。