帰ってきたモモタロ

おじいちゃんわんこモモタロ


モモタロは、15年前に、母が職場の人からもらってきたわんこです。

近年は親戚の家にいたけど縁あって久々に戻ってくることになりました。


親戚の家に行ったのは2006年か。ブログが残ってた。
http://d.hatena.ne.jp/xexim/20060314


6年ぶりに帰還です。


むかしむかしは、三重の松阪というところで、この犬と親きょうだいとでワンワカ暮らしてたのでした。


このモモタロってわんこは、果竜さんが描いてた桜桃書房のペットアンソロジーの漫画のモデルになってたんですよ。
漫画の中で、この犬は「ばかいぬ」とか「あほいぬ」とか言われているんですが、犬をそう呼ぶのは常に亡き母でした(笑)モモタロは母が一番偉いと認識していました。わかるんですねえ。そういうの。


11/3からわしとふたりきり、男同士の同居生活を開始しました。


彼がうちに戻って来てはじめはなんだか凹んでたみたいだったけど、子犬の頃からおっさん犬になるまで使ってた犬小屋とも馴染んで、少しずつ元気になってきました。
犬小屋に馴染んでからは、よく寝るようになった。


犬のモモタロは、老いて老いて、目も見えなくなって耳も聞こえなくなって足腰もフラフラになるくらいおじいちゃんになった。老いによる衰弱が目に見える。
たぶんもう長くない。目と耳が悪いから昔みたいに一緒に遊ぶこともできない。
脚が悪いのにぐるぐる回りたがる。
ぐるぐる回りたがるのは、認知症の一種にみられる特有の症状だ。


でもこうやって最初の飼い主のところにまた帰ってきたのは、縁なんだと思う。


15年。赤ちゃんわんこがじいちゃんわんこになったね。
また久しぶりに一緒に暮らせるなんて。本当に嬉しい。
僕は家族といろんな理由でバラバラになったけど、彼はこうして、年老いてからふらっと、ひとり戻ってきてくれた。
感慨深いです。