今、「電脳コイル」がスゴイ!



アジアカップいいかんじでうれしいぜろぜくしむです。でも楢崎正剛使わんかい。


さて。
奥さんちょっときいてくださいよ。(だれやねん)
今やっている電脳コイルというアニメがスゴイのです。


昭和的な懐かしい雰囲気と、電脳空間という未来的なアイデアのミスマッチが絶妙に溶け込んで、リアリティとユーモアと神秘がせめぎ合う今まで見たことのないアニメになってるんですね。

電脳コイル (2) 限定版 [DVD]
根本的には「現代日本をリアルに描写する」というのは、つまり実写にすればいいわけで、アニメにする必要はないんですが、この作品には、スタジオジブリが「耳をすませばで、リアリティとファンタジーを着実に融合させたような奇跡を新機軸で描いている新しさがある。
淡い色合いで統一された美術的なセンスもいいしね。


それと、子供たちのやりとりがいい。
小学生の時に読んだ懐かしい児童文学・・・たとえばモグラ原っぱのなかまたち (日本の創作児童文学選)」とか「とびだせバカラッチ隊 (こども文学館 33)のような、着かず離れずの小学生独特のコミュニティの楽しさがあって、見ていてとても微笑ましい。


電脳コイル アクセスガイドBOOK
この作品の原作・脚本・監督をしている磯光雄さんというひとは


磯光雄  出典: フリー百科事典ウィキペディアWikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%AF%E5%85%89%E9%9B%84


こういう、「作画技術で日本アニメ界に衝撃を与えた人」だったんですけど。


実は総合面においても、こんなとんでもない才能を持っていたのか!!という衝撃を放ったのがこの初監督作品電脳コイル」なのです。
新鮮でかつ普遍的な、センスやアイデアに満ち溢れている。


派手な演出は抑え目にして着実に日常を描いているので、見る向きによっては退屈かもしれないし、いまのところ「感動して泣けた!!」みたいなのはないんですけどね。
つまり地味な作品ではあるんですが。
今まで見たことのない作品を見る驚きとか、じんわりくる郷愁がよいかんじ。


そんなかんじで楽しいでーす。
1話から見るべし。