レッズ優勝ならず

Jリーグチャンピオンシップ第2戦。
PK戦の結果、浦和レッズは横浜Ｆ・マリノスに敗れ、優勝を逃した。
マリノスの中西が退場になったにも関わらず、である。
レッズは1点はとれたけど、あと1点が取れなかった。
ＰＫを蹴ろうとする闘莉王が油汗ダラダラで、カチンコチンに硬直してペナルティスポットに向かうのを見て、ああ、こりゃ外すわと思ったらホントにキーパー榎本に弾かれて、ああやっぱりなと思ったりもして。

思い起こせば。
ナビスコカップ決勝のレッズｖｓFC東京でも、
Jリーグ2ｎｄステージのレッズｖｓグランパスでも、
レッズは相手チームの選手が退場になった試合で勝てなかった。
いまのレッズは、11人の相手と試合するより10人の相手と試合する方が苦手なチームなのかもしれない。
退場になるようなファールでもしない限りレッズの攻撃陣は止められないというのにね。


そんなレッズであるからして、今年のチャンピオンはレッズがなるべきだと思っていた。
なにしろ今年のＪリーグ1ｓｔステージはダンゴ状態で、どこが優勝するのかわからないなあ、ジュビロとジェフどっちが優勝するのかなあ、と思ってたらいつのまにかマリノスが優勝してしまった。
一方2ndステージは、レッズが圧倒的な強さでシーズンを制した。
マリノスの優勝はもう見飽きていたし、レッズに優勝して欲しかった。
でも、中澤や松田の老獪な守備は崩せなかった。
まあ仕方あるまい。
こういう「抜け目なくおいしいところを持っていく」というのがいかにも岡ちゃんらしく、またマリノスらしいではないか。
マリノス優勝おめでとう。ああくやしい。


それにしても今シーズン、かつて「Ｊのお荷物」と呼ばれた元弱小チーム群、浦和、市原、Ｇ大阪、名古屋が上位争いをしたのは感慨深いことであった。
中でもあのレッズがシーズン制覇にまで昇りつめたということには、ひときわ感慨である。


Jリーグが始まったばかりのころ、仲の良かった友達がレッズレッズって騒いでいた。
それで、僕が最初に覚えたＪリーグチームの名前がレッズだった。
しかし、レッズは弱かった。
そこで僕はレッズを馬鹿にして友達をからかって遊んでいた。
でもそれがきっかけでＪリーグの色んな選手を覚えて、ドーハの悲劇でサッカーの奥深さを知って、グランパスも好きになって、僕はどっぷりサッカーにはまっていった。
Ｊリーグ2年目になると、レッズのルーキー岡野やブッフバルトが入団して、度肝を抜かれた。
前述の友達と、京都×浦和戦でアウェイ席でレッズを応援したのが、僕のＪリーグ初観戦だった。
それからはグラサポに専念して、レッズは憎むべきチームになったけど、レッズっていうのはやっぱり気になるチームだった。
福田が得点王になったり、小野とＪ2に落ちたり、去年ナビスコで優勝したり・・・いろいろあったけど、今年のレッズはインパクトが違った。
ブッフバルトとエンゲルスのコンビ。外人5人。闘莉王のむかつく発言。岡野復活。エメや達也のドリブル。長谷部や永井までもが例年と違う。


・・・って書いてて腹たってきた。
来年はレッズぶっつぶす！


あ、「来年は」じゃなくて「来年も」、だね。
今年はグランパスはリーグ戦2戦ともレッズに勝ってるから。
来年もレッズぶっつぶす！