「風帝伝説FIGHTER」5巻と私

「風帝伝説FIGHTER」第5話より



風帝WEBは毎日更新するけど、ブログは毎日は更新しない最近のぜろぜくしむです。


おととい増刊4号をUPした「風帝伝説FIGHTER」ですけど、
きのうは増刊5号「FURACHIMON」をUPしました。
そんでもって、今日は増刊6号「FUNNY→FUNNY」をUPしました。


そして明日は本編5巻をUP予定。


というと、なんだか、本編5巻が出るまでに増刊3冊出したように見えますが、
実際には増刊4号は本編4巻より前に出てますし、増刊6号は本編5巻と同時刊行の、ゲスト様メインの本だったんですよ。
どうでもいいですかね。


明日から5話の公開なので本編5巻(=5話)の話。
ちょっと、正直な話をしちゃいます。しなきゃいかんというか。


本編5巻は難産でした。前の巻とのギャップが最も激しい巻です。


この時期は、自分の性格も考え方も作風も絵も、暴走して大混乱に陥っています。
この時期にFIGHTER以外の読みきり漫画や作詞ごっこなどをたくさん経験した影響も、この巻にはいろいろ反映されています。


このころの自分を、貶すのも誉めるのも簡単ですが、どちらも置いておいて、絵より感性を大切にしていた時期だったな、と感じます。いろんな意味で。


毎回そうですが、この巻は特に、周囲がいろいろ盛り上げてくれたおかげで描けたという実感が特に強い巻です。
もう駄目だ、出せない、って悩んでパニックになってたものが、出せた。
とにかく「出せないもの」でも無理にでも出せた、ということが大きかった。


もともと全5巻完結予定がこの巻で「つづく」になって、10巻を描いている今でも、このときのネームの末裔といまだに格闘しているわけですから、ある意味、いまの自分のひとつの出発点になっている巻でもあります。
ジャクロスというキャラクターの物語にとっても、ここからが出発点ですね。


まあ、ポジティブに考えていますよ。さんざんネガティブになった結果の結論ですけど。
5巻が出せて良かったと。心からそう思います。